新しいTelegramには、セキュリティーを向上するために、メッセージの自動削除機能が追加される事が分かりました。これに加え、新しいTelegramでは、グループへの招待リンクに期限が設けられるため、期限切れのリンクにはアクセスできなくなります。
ブロードキャスト機能でメンバー数が無制限に
これまでのTelegramにはグループのメンバー数が制限されていましたが、新しいブロードキャストグループ機能を使用する事によって、メンバー数の上限を解除する事ができるようになりました。ブロードキャストグループでは、管理者のみがメッセージを発信する事ができますが、参加者全ては依然としてボイスチャットに参加できます。
チャット履歴の自動削除機能はSignalなどのアプリと同様、タイマーを予め設定することで、設定後に送受信したメッセージが自動的に削除されます。
WhatsAppから流出したユーザーを確保
最近、Facebookが所有するプラットフォームのプライバシーポリシーが変更されたため、一部のユーザーはFacebook傘下のWhatsAppが危険だと判断し、使用アプリをTelegramやSignalに変更したようです。
Telegramのチャットは暗号化されており、完全なエンドツーエンドとなるため、バックアップが取られることはありません。これに対し同アプリのクラウドチャットは、暗号化されているものの、バックアップされるため、理論上は暗号化キーにアクセスできることになります。もっとも、Telegramは第三者にデータを開示したことはないと述べています。