iOS 15のテザリング機能、より安全なWPA3に対応

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2021年秋から正式に利用できるようになるiOS 15とiPadOS 15では、よりセキュリティが強化されたテザリング機能を使用する事ができるようになります。

セキュリティが強化されたWPA3

WPA3はWi-Fi接続を保護するセキュリティプロトコルですが、iOS 15ではこの保護が更に強化され、より安全にテザリング機能を使用する事ができるようになります。これにはパスワードが推測されるのを防ぐ仕組みも含まれているようです。

WPA3とは2018年6月に発表された無線暗号化の規格で、よりシンプルにセキュリティを強化する事を目指したものです。iOS 14では、iPhoneやiPadのテザリング機能はWPA2を使用していますが、iOS 15からセキュリティが更に強固になったWPA3が適用される事になります。

テザリング機能はこれまでWPA2

Apple製品は、これまでもWPA3でネットワーク接続が可能でしたが、テザリングはなぜか、比較的古くてセキュリティの弱いWPA2しかサポートしていませんでした。

パスワード保護にWPA3が有効

iOS 15がWPA3に対応する事で、通信速度などのユーザーエクスペリエンスが向上するわけではないものの、安全性は確かに向上します。例えば、テザリングのパスワードは推測されにくいものにするよう推奨されているものの、多くのユーザーはシンプルなパスワードを使用しています。WPA3では、第三者によるパスワード推測を防ぐ機能が付いているため、通信を侵入者から守る事ができます。

iOS 15は現在デベロッパー間でテストされており、2021年夏頃にはパブリックベータ版がリリースされる予定です。

MacRumors

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