iPhone 13が9月14日にもリリースされると予想されている中、中国鄭州のFoxconnでは引き続き量産が行われているようですが、まだ人手不足が続いているようです。
9月末までにあと20万人
Foxconnはこれまで、給料アップやボーナス付与などの奨励を行ってきたものの、効果は顕著ではなく、現段階でも人手不足が続いているという事です。9月末までにあと20万人の従業員を確保する必要がある、との事です。Foxconnは、給料を1.1万元(約186,000円)に引き上げるなどして雇用拡大を試みていました。
Foxconnの副総経理は、同社にとって人材が一番のボトルネックになっているとした上で、政府の力を借りて今後さらに20万人の雇用を目標としている、と述べました。鄭州では2021年7月、大規模な洪水被害が発生し、多くの人が仕事を必要としている状況です。
生産目標台数は1億台
Foxconnの工場は35万人の従業員を収容する事ができ、90本の生産ラインにより一日50万台のスマートフォンを生産する能力を備えている、という事です。
中国メディアによれば、当地の地方政府は100第もの送迎車を準備し、従業員が家から工場を行き来できるよう取り計らっているようです。また、工場ではコロナウイルスまん延防止のため、徹底した検疫措置が取られています。
Appleは2021年後半にも1.3億から1.5億台のiPhone 13を出荷したいと考えており、アジアのサプライチェーンのみで9,000万から1億台のiPhone 13を生産する予定です。