Foxconnは、中国内の人件費高騰などの問題を回避するため、生産ラインをインドやベトナムに移設し始めています。しかし、コロナウイルスの影響でインドやベトナムは人材確保が困難な状態が続いているようです。
工場内の機械を移動
2021年7月末には深センにあるFoxconn工場から巨大な機械設備がトレーラーで搬出される様子が目撃されました。中国深センでは現在、人件費が高騰しており、Foxconnとしても資金繰りが難しくなっているのが現状です。内部関係者の話しによれば、搬出された機械設備はインドやベトナムに設置されるとの事でした。
パンデミックで人材確保が困難
インドもベトナムも、現状ではパンデミックから完全復帰していない状態で、Appleの正式なサプライヤーとして大量生産を行うためにはまだ時間がかかる、という事です。その理由もあって、現在でも生産は中国内のFoxconnに集中しています。
給料は高額提示
中国Foxconnはもっと多くの人材を確保したいものの、理想通りではないようです。派遣会社は、10,200元(約173,000円)など、こぞって高額の給料を提示していますが、工場ではまだまだ人手が足りていないという事です。
中国内のFoxconnではiPhone 13の生産がピークを迎えており、人手不足は大きな問題となっています。
大陸移動説